東海村施設 またまた放射性物質漏れ事故

  


30日午後2時24分ごろ、茨城県東海村の日本原子力研究開発機構・核燃料サイクル工学研究所内で、放射性物質の漏れを検知する警報が鳴った。機構は基準を超える放射性物質を検出した。男性作業員9人が業務にあたっていたが体への汚染は確認されず、被曝(ひばく)していないという。また、放射性物質が研究所の外に流出した形跡も確認されていないとしている。
 機構では一昨年6月、大洗研究開発センター(同県大洗町)で放射性物質が入ったビニール袋が破裂し、作業員5人が内部被曝する事故があった。作業手順や態勢が問われそうだ。